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フォームテンプレート

アクションフォームの定義を毎回配列の形で書いていくのは、数が多くなってくると非常に面倒です。フォームテンプレートは、そんな要求があった場合に、親クラスに共通の雛形を定義することで、子クラスでその定義を省略させることができる機能です。

複数の画面で共通するフォームがあったような場合に、この機能は特に有用です。

| 書いた人 | ------ | ---------- | 新規作成 | | 書いた人 | mumumu | 2009-01-29 | 最新版に追随する形で全面的に修正 |

基本的な使い方

アクションフォームの親クラスに以下のように書くだけで、子クラスのActionFormでフォーム名を書くだけでその定義が使えるようになります。また、その定義のオーバライドも可能です。

class Sample_ActionForm extends Ethna_ActionForm
{
    var $form_template = array(
        'mailaddress' => array(
            'name' => 'メールアドレス',
            'required' => true,
            'max' => 255,
            'filter' => FILTER_HW,
            'custom' => 'checkMailaddress',
            'form_type' => FORM_TYPE_TEXT,
            'type' => VAR_TYPE_STRING,
        ),
    );
}

サンプルコード

以下に例を示します。上記の親クラスを継承し、'mailaddress' の定義をそのまま使うようにしています。また、オーバライドする例も示しています。

class Hoge_ActionForm extends Sample_ActionForm
{
    var $form = array(

        // Ethna 2.5.0 以降では、名前だけ書けば良い
        // もちろん、定義の一部も変更可能
        'mailaddress',

        // Ethna 2.3.5 以前では、名前に加えて array(), も必要
        'mailaddress' => array(),

        // 以下のようにすれば、定義を変更可能
        // 親クラスでは required が true だったが
        // ここでは false に変更している。
        // 他の filter や name 等の定義は親クラスのまま。
        'mailaddress' => array(
            'required' => false,  
        ),        
    );
}

使い方のコツ

Ethna 2.3.0 からは、プロジェクトごとの親クラスとして次のファイルがありますので、 それに$form_template を定義しましょう。

{APPID}/app/{APPID}_ActionForm.php

また、共通のカテゴリ毎に、アクションフォームクラスを分割し、子クラスに継承させるのもひとつの手です。

{APPID}/app/{APPID}_ActionForm.php
{APPID}/app/{APPID}_ActionForm_Hoge.php
{APPID}/app/{APPID}_ActionForm_Fuga.php